名寄市立 智恵文中学校

 7月15日（木）に、『福祉』をテーマにした2年生のCAL（総合的な学習の時間）の2回目が行われました。前回の視覚障がいに続き、今回は聴覚障がいと手話、肢体不自由と車いすを取り上げ、ボッチャの体験も行いました。

はじめに、森幸子様を講師にお迎えして『聴覚障がい』についてお話いただきました。日々の暮らしのこと、海外旅行時の困りごと、また災害が起きた場合の避難方法や避難所での過ごし方等、聴覚に障がいを抱えながらの生活について伺うことができました。その後は、チームに分かれてジェスチャーゲーム。しゃべらずに身体を使って相手に「文章」を伝えるのはとても難しく、考え込んで動けなくなってしまう場面もいくつか見られました。その後、名寄手話の会の皆さまを交えて手話の体験を行い、一人ひとり手話で自己紹介をしました。続いて、「誰にもやさしい街　旭川」を目指して活動している車いす紅蓮隊のメンバー五十嵐真幸様を講師に、車いすでの生活や、共に活動している仲間のお話等を伺うことができました。その後は、車いす体験。車いすの扱い方を習い、一人ひとり体育館内を往復しました。五十嵐様から、車いすをうまく扱うためのアドバイスをいただく場面もありました。最後にボッチャ体験をしました。3人1チームで、そのうち1人は車いすを使用することとし、先生チームを含む4チームでゲームを行いました。生徒たちにとって初めてのボッチャでしたが、とても盛り上がりました！

2日間の授業を通して、『福祉』について理解し、障がい当事者の方々との交流を深めることができ、貴重な時間となりました。
講師を務めてくださった皆さま、名寄市社会福祉協議会の皆さま、ありがとうございました。