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星・雪・きらめき 緑の里 なよろ

2025年1月23日 耳が聞こえないってどんなこと?東中1年生が考える

1月23日、名寄東中学校5時間目の授業、1年生は体育館に集まります。石川先生は「自分に何ができるか、考えられるように」と今回の授業の狙いを伝えました。講師には上川北部聴覚障害者協会の森幸子氏。社会福祉協議会が実施する「子どもの心を育む講演・交流事業」を活用した授業です。

授業は森さんがスライドショーと手話で講話、名寄手話の会の2人(上西靖子氏・藤田シゲ子氏)が手話を通訳して生徒に声で伝えました。生徒は森さんをじっと見つめ授業に集中。時々森さんから発せられる声も聞いていました。森さんは聴覚障害について、学校や仕事や子育てで苦労したこと、今と昔の「障がい」に対しての社会のちがい、「CODA(Children of Deaf Adult)」と「SODA(Sibling of Deaf Adults Children)」などを話しました。森さんは講話の最後に「いつでもどこでも、みんなと手話で話したい。みんなに手話を覚えてほしい。」と伝えます。講話の後は上川北部聴覚障害者協会・名寄手話の会の活動について教えてもらいました。

そのあとは生徒からの質問。生徒の声が手話で通訳され森さんに伝わり、森さんの手話が通訳され生徒に伝えられました。

最後に生徒から、言葉を選びながら「大変ということがわかった。口話や手話でコミュニケーションをとることを知った。」と、感想と感謝が述べられました。

小学生の時から「障がい」については学んできた今の生徒たち。来週には「デフリンピック」や手話の学習も予定されているそう。今回の授業で生徒たちは何を感じ、何を思ったでしょう。答えのない題材にこれからも取り組みます。

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最終更新日:2025年01月23日