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星・雪・きらめき 緑の里 なよろ

利雪親雪まちづくり「これまでの主な取り組み」

利雪親雪まちづくり「これまでの主な取り組み」

雪の画像
ここでは、過去に市民と行政が連携・協力しながら取り組んできた利雪親雪まちづくりについて紹介いたします。

冬に強い住宅の普及促進

高断熱住宅資金利子補給制度

冬を楽しむゆとりある住宅など名寄市にふさわしい住宅及び住宅地について、専門家、施工者が共通のイメージをもち、名寄型住宅の確立、普及にむけて「寒さに強い住宅づくり」を官民ともに目指した。

公共施設にも高断熱、高気密住宅が実現され、質の高い民間住宅を確保するには公的融資の充実が求められ、平成元年度から高断熱住宅資金利子補給制度をスタートさせた。
受付は平成11年度で終了し、11年間で401件の申請を受け、平成20年度まで助成を行い高性能住宅の普及を実現した。

民間住宅建設業者等の取り組み

ブロック外断熱二重壁工法住宅の写真 ブロック外断熱二重壁工法住宅
民間住宅の建設においても、名寄型住宅の建設には、建設業者の技術の向上が不可欠であり、研修会やシンポジウムなどを行い建設技術者の技術向上を図った。

その成果として、ブロック外断熱二重壁工法住宅、木造の高気密・高断熱住宅などの普及が進んだ。
平成20年度からは、北海道が普及を図る高気密住宅「北方型住宅エコ」の建設を促進する協議会に名寄の建設業者も加わり高性能高気密住宅の普及が促進された。

防寒バス停の整備

バス停の写真 徳田17線のバス停(平成27年6月まで使用)
防寒、防雪を目的に、バスの利用度の高い高校生の作品コンペを行い、木質組積造りのバス停の採用が決定した。作品は四方にガラスを取り入れ採光に配慮、またダイヤモンドダストのイメージを加えたもので、これをベースに平成2年度、緑丘15線と徳田17線の2箇所に建設された。

また、平成4年度にも市立病院前に新たな防寒バス停が設置され、多くの学生や市民に利用された。

※緑丘15線と徳田17線のバス停は平成27年6月まで活用された。

サンピラー館の建設

サンピラー館の外観写真 サンピラー館
浅江島公園内にある歩くスキーコースの利用者の採暖所、更衣室、休憩施設として市民活動が一層発展することを目的に建設された。
主に会議室として利用され、細氷現象PHOTO研究会で撮影したサンピラー現象の写真が展示されている。

※現在は、冬季間閉館。

冬に強い生活文化の推進

北国文化フォーラム

講座の様子の写真 冬に強い野菜の活用について学ぶ
「名寄の冬を楽しく暮らす条例」の推進には、市民委員会のメンバーも数多く参加した市民組織「北国文化会議」(平成3年発足)の活動が果たした功績は大きかった。

北国文化会議の主要な取り組みの一つに「北国文化フォーラム」の開催がある。
「北の衣・食・住をテーマに北国の生活に根ざした衣料品の開発、販売、北国の生活にふさわしい衣料品の機能について、地域の資源を材料とした美味しい食品づくりについて論議し、衣料については「名寄市の子供の手袋の実態と母親意識調査」を行い実態把握し、他の領域においても利用者との交流の中から冬を快適に過ごす生活文化の創造につながることを明らかにした。

平成21年12月には「冬に強い野菜活用」をテーマに札幌在住の農産物加工料理研究家西野洋子氏を講師に迎え、越冬野菜の活用、室外温度で保存していた凍った野菜の活用などの料理実践を交え、寒冷地に密着した調理等を学んだ。

東洋美学つぼ講座 冷え取り健康編

写真 講座のようす
平成26年2月、「東洋美学つぼ講座」をテーマに、川瀬鍼灸整骨院院長の川瀬邦裕氏を講師に迎えて開催。

東洋医学の基本知識を念頭におきながら、健康と美を保つ秘訣について、直接の指導を受けながら楽しく学んだ。 

なよろ地域スポーツフォーラム

写真 スポーツフォーラムのようす
平成27年1月、「2015北海道ジュニアカーリング名寄合宿」にあわせて、カーリングやスキーなど冬のスポーツの振興や選手育成についての理解を深め、今後の地域活性化に活かしていくためのフォーラムを開催。
 

雪や寒さを活かした産業振興

雪氷変換機の導入

積み重ねられた雪のブロックの写真 積み重ねられた雪のブロック
雪を投入すると30センチメートル角のブロックが毎分2から3個作成可能な機器で、平成3年の導入当初は、雪質日本一フェスティバルのメイン会場のステージの壁面、イベントなどで使用した。

その後、農産物の集荷調整を目的とした氷室としての活用の可能性を模索。ジャガイモ、アスパラ、ニンジン、大根などを貯蔵して貯蔵状態や氷の解け方などを実験し、平成24年まで活用された。

お問い合せ・担当窓口

総合政策部 地域課題担当