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星・雪・きらめき 緑の里 なよろ

日本脳炎予防接種の実施について

日本脳炎予防接種が定期予防接種になりました

北海道では、これまで40年以上日本脳炎の患者はなく、感染を媒介する蚊(コガタアカイエカ)も生息していないため、日本脳炎予防接種をおこなっていませんでした。
しかし、道民が日本脳炎の発生している道外や海外に行き来する機会は増えており、日本脳炎に感染する可能性が高まっているため、平成28年4月1日より定期予防接種として実施しています。

病気の説明

日本脳炎ウイルスの感染で起こります。人から直接ではなく、ブタの体内で増えたウイルスが蚊(コガタアカイエカ)によって媒介され感染します。ウイルスに感染した100から1000人に1人が日本脳炎を発症します。発症すると、高熱、頭痛、おう吐、意識障害及びけいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。脳炎にかかった時の死亡率は約20から40%ですが、
神経の後遺症を残す人が多くいます。最近は西日本の高齢者を中心に、年間10人程度発生していますが、若年者の発生もみられています。

予防接種の効果

ワクチンを3回接種することで、体の中に日本脳炎への抵抗力(免疫)ができ、その後概ね5年から10年ごとに1回接種することで免疫を維持することが期待されています。

副反応について

  • ワクチン接種後、せきや鼻水がでたりします。
  • 接種したところが赤くなることがあります。
  • きわめてまれに、副反応で重い病気にかかることがあります。

※予防接種後、気になる症状や体調の変化があらわれた場合は、すぐ医師に相談してください。

アナフィラキシー

急激なアレルギーによってじんましんができたり、呼吸が苦しくなったりします。

急性散在性脳脊髄炎

脳や脊髄に炎症がおこる病気です。熱が出る、頭が重い、けいれんがおこる、意識がはっきりしないなどの症状がみられます。

血小板減少性紫斑病

かさぶたを作る働きの血小板が少なくなって、出血しやすくなってしまいます。皮膚の下で出血して青あざができたりします。

定期接種対象者

名寄市に住民登録があり、下記年齢の方。

生後6か月から90ヶ月(7歳6ヶ月)に至るまで(計3回)

  標準的な接種年齢 (3歳の誕生日の翌月に第1期3回分の予診票を送付します)

  • 第1期初回:3歳のときに2回(6日から28日の間隔をおく)
  • 第1期追加:4歳のときに1回(初回終了後、概ね1年の間隔)

9歳以上13歳未満(13歳の誕生日の前日まで)(計1回)

標準的な接種年齢(9歳の誕生日の翌月に第2期の予診票を送付します)

第2期:9歳のときに1回 
※第1期(3回)が終了していないかたは、まず第1期分(任意)から接種を受けてください。

特例措置対象者

国が一時的に接種を見合わせていた時期に対象となっていたお子さんのために特例措置が設けられています。
名寄市に住民登録があり、下記に該当するかたで接種希望のかたは保健センターまでご連絡ください

  1. 平成19年4月1日以前に生まれた方で、20歳未満のかた
    • 20歳に達するまでの間に接種することができます。※20歳を過ぎると定期接種にはなりません。

定期接種の健康被害救済について

  • 定期の予防接種を受けて、治療が必要になったり、生活が不自由になったりするなどの健康被害があったときは、法律に定められた救済制度である「予防接種健康被害救済制度」を利用できます。
  • この制度を利用するためには、名寄市保健センターにご相談ください。(名寄市への申請と、国による認定が必要です)

接種医療機関のご案内

  • いずれも予約制です。
  • 接種当日は、母子健康手帳と日本脳炎予防接種予診票が必要となりますので、予診票がないかたは予約する前に保健センターへご連絡ください。

日本脳炎Q&A

お問い合せ・担当窓口

名寄市保健センター