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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の警報が発令されました

名寄保健所管内で「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)」の警報が令和7年7月9日付けで発令されました。
さらに流行が拡大する可能性がありますので、感染予防に努めましょう。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌を病原体とする感染症です。感染経路としては、飛沫感染および接触感染になります。
潜伏期間は2~5日で、最も頻度が高い症状が喉の痛みや38度以上の高熱が出る咽頭炎です。吐き気や腹痛、伝染性膿痂疹(とびひ)などの皮膚感染症も起こすほか、猩紅熱では特徴的な紅斑や苺舌、落屑も見られます。
また、合併症として稀に起こる糸球体腎炎やリウマチ熱にも注意が必要です。

治療法

抗菌薬の服用が効果的です。抗菌薬の投与が開始され24時間程度経過すると感染力がなくなるため、抗菌薬内服開始後24時間が経過し全身状態が良好であれば登園や登校が可能です。
合併症を予防するためにも、症状が改善しても自己判断で抗菌薬を途中で中止せず、抗菌薬を飲み切ることが大切です。

予防のポイント

 有効なワクチンはなく、予防として手洗い・咳エチケット、流行時には人混みを避けたり、マスクの着用をすることが有効です。

お問い合せ・担当窓口

名寄市保健センター