手足口病の流行について(警報)
名寄保健所管内で、「手足口病」の警報が令和7年7月16日付で発令されました。
さらに流行が拡大する可能性がありますので、感染予防に努めましょう。
さらに流行が拡大する可能性がありますので、感染予防に努めましょう。
手足口病とは
手足口病は、子どもを中心に、主に夏に流行します。病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスとなります。感染症発生動向調査によると、2歳以下が半数を占めますが、小学生でも流行的に発生がみられることがあります。成人を含めた小学生以上の大半は、すでにウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いため、成人での発症はあまり多くありません。
手足口病の主な症状
感染してから3~5日後に口の中、手のひら、足底や足背などに2~3ミリの水疱を伴う複数の発疹が出ます。発熱は約3分の1にみられますが、38℃以下のことが多く高熱が続くことは通常ありません。ほとんどの発病者は、3~7日うちに治る病気です。
しかし、稀ではありますが髄膜炎、小脳失調症、脳炎といった中枢神経系の合併症のほか、心筋炎などの重篤な合併症を伴うことがあります。特にエンテロウイルスに感染した場合には、他のウイルスによる手足口病と比べて、中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高いことが知られています。また、手足口病の典型的な症状は見られずに重症化することもありますので、注意が必要です。
なお、近年、コクサッキーウイルス感染による手足口病の症状が消失してから1か月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。
手足口病にかかった場合は、経過を注意深く観察し、合併症に注意する必要があります。
しかし、稀ではありますが髄膜炎、小脳失調症、脳炎といった中枢神経系の合併症のほか、心筋炎などの重篤な合併症を伴うことがあります。特にエンテロウイルスに感染した場合には、他のウイルスによる手足口病と比べて、中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高いことが知られています。また、手足口病の典型的な症状は見られずに重症化することもありますので、注意が必要です。
なお、近年、コクサッキーウイルス感染による手足口病の症状が消失してから1か月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。
手足口病にかかった場合は、経過を注意深く観察し、合併症に注意する必要があります。
感染経路
飛沫感染、接触感染、糞口感染が知られています。
特に手足口病にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。
また、乳幼児は手足口病の原因となるウイルスに感染したことがなく、そのウイルスに免疫のない者の割合が高いため、感染した子どもも多くが発病します。
特に手足口病にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。
また、乳幼児は手足口病の原因となるウイルスに感染したことがなく、そのウイルスに免疫のない者の割合が高いため、感染した子どもも多くが発病します。
手足口病の予防
手足口病には有効なワクチンや予防薬はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
一般的な感染対策は手洗いとなりますが、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために排泄物を適切に処理するように努めることが必要です。手洗いは流水と石けんで十分に行い、タオルの共有は避けましょう。
稀に合併症が起こる可能性があることから、高熱が出る、嘔吐する、ぐったりしているなど、いつもと違う様子が見られる際は医療機関の受診をご検討ください。
お問い合せ・担当窓口
名寄市保健センター
- 住所:郵便番号096-0032 北海道名寄市西2条北5丁目1番地25
- 電話番号:01654-2-1486
- ファクシミリ:01654-2-7267
- メール:ny-hokencen@city.nayoro.lg.jp