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第16回懇話会会議録(平成20年12月9日)

市民懇話会広報紙(第2号)について

12月4日 白井、川瀬、根木委員作成による広報紙について検討 

条例に盛り込む項目、内容について

(1)市議会議員との意見交換から

信託と負託について(第4章 議会の役割と責務)
【会長】
議員の立場からすると選挙の結果、負託されているということになるかもしれませんが、
他の自治体の条例をみても、市民の立場からすると信託の言葉がふさわしいと思いますが、いかがでしょうか。
【委員】
異議なし
【会長】
この点については、議会との意見交換が必要かとも思います。
【副会長】
「信託」の言葉の使い方、表現のしかたが少し違っていると思います。「信託に応える(ニセコ町・留萌市)」の使い方は良いと思いますが、「直接信託を受けた」「市民の信託を受けて選出された」の信託は、選挙のことを指すことになると思います。
【会長】
そうですね、それでは、1点目の「議会は市民の信託を受けて選出された議員から構成される…」を「議会は直接選挙によって選ばれた議員から構成される…」。8点目は「議員は、市民から直接信託を受けた者として…」を「議員は市民の信託に応えるため…」とすることでいかがでしょうか。
【委員】
良いです。
適確・的確について
【会長】
次に「適確」についてですが、「的確」の表現が一般的ということで修正しますが、よろしいですか。
議会の会議の公開について
【会長】
次に「議会の会議は公開とし…」についてですが、必要によって公開しない会議も認められているということですので、「原則公開」と修正したいと思います。よろしいですか。
【委員】
異議ありません。
前文について
【会長】
次に前文に関してですが、「そのためには」と念を押す表現について発言がありました。
二段落目文頭の「そのためにはまず、」の「まず」を削除し、全体の流れを調整しました。
まちづくり活動支援について(第7章基本原則に基づくまちづくりの推進)
【会長】
まちづくりの活動支援について、「市は努めなければならない」となっているが「市及び議会は…」になっていないことについて質問がありました。この点について市の役割としていますが、いかがでしょうか。
【副会長】
コミュニティ支援との関係がありますね。
【会長】
いかがでしょうか。市の役割としましょう。
市民の定義について
【会長】
市民の定義と示されている内容に矛盾はないかとの意見がありましたが、市民といったときには、どうしても広い意味と狭い意味、両方を考えないといけないのではないかと思っています。定義では広く位置づけておいて内容によっては限定した意味でしかとることができないところもあります。「解説」といった形で補足説明するのが良いのではないかと思っていますが、いかがでしょうか。
【副会長】
解説はどうしますか。
【会長】
懇話会では条例のあり方を検討して解説は事務局にお任せしたいと思っています。
【委員】
札幌市の条例にある住民投票の条項のように「市民」と「住民」を使い分ける方法があると思います。
【会長】
「市民」に関する内容を再度精査して「市民」の考え方について整理したいと思います。

(2)前回議論の検討事項

行政手続について
【会長】
他の自治体の条例を参考に市民の権利や利益を保護するために、必要な項目ではないかということで前回項目を追加しています。名寄市の行政手続条例を参考に検討するということでした。「市は、市民の権利や利益を保護し、公正かつ透明な行政を行うため、行政指導及び行政処分あるいは市に対する届出など手続きに関する条例を別に定めるものとする。」とすることでどうでしょうか。
市民参加制度について
【会長】
次に市民参加制度についてですが、立場によって不利益を被らないことを明らかにしておくべきではないかとの意見がありました。
第2章まちづくりの原則として(市民参加)の項目で「市民参加においては、すべての市民は、性別、国籍、年齢、心身の状況、社会的・経済的環境等の違いにかかわらず、平等な権利を有するものとする。」と示していますが、第7章基本原則に基づくまちづくりの推進の具体的内容においても繰り返し示すように修正しています。(市民参加制度)の2点目では「市は、各種委員会、審議会その他の附属機関及びこれに類するものの委員には、公募の委員を加えるよう努めなければならない。その際、委員等の性別、年齢、住んでいる地域その他の点のバランスのとれた構成になるよう努め、市民が、その立場や境遇によって不利益を被ることのないようにしなければならない。」としました。
【副会長】
不利益を被らないというのは、参加しなくても不利益を被らないと受け止めていました。
【会長】
前回の議論では、参加するにあたっての不利益という観点だったと思いますし、参加しなくても不利益を被らないことを示すとなれば別の項目になると思います。
【副会長】
わかりました。
【会長】
(市民参加制度)のほか、同じく第7章の(情報提供)(市民の学習機会の整備)の項目でも同様に追記しています。いかがでしょうか。
【会長】
境遇という表現が気にかかっている点としてあります。
【委員】
問題はないと思います。
【会長】
それぞれ追記することにします。
住民投票について
【会長】
次に住民投票についてですが、住民投票は市が行うだけでなく住民も請求することができるということを改めて明示してはどうかとの意見がありましたので、住民投票とはどういうことかを含めて補強しました。
【副会長】
住民投票の結果をどう尊重するかがポイントだと思います。過半数の場合は尊重するのではなく、60%、3分の2以上など尊重する場合の基準を高くしてほしいと思っていました。
【会長】
そうした点も含めて、それぞれの事案ごとに定めるという内容です。いかがでしょうか。
【委員】
良いと思います。
まちづくり活動支援・コミュニティ支援について
【会長】
次にまちづくり活動支援についてですが、ボランティア団体もNPOと考えられるので、NPOなどと修正しています。それからコミュニティ支援についてですが、コミュニティを定義として定めていますので修正しませんでした。
条例の見直しについて
【会長】
それから条例の見直しを誰が行うのか明らかにしたほうが良いということですが、いかがでしょうか。
【会長】
「市はこの条例について、施行から5年以内ごとに、市民の意識や社会状況の変化などを考慮して検討・見直しを行い、必要な措置を講ずるものとする。」と明らかにすることでよろしですか。
【委員】
良いです。
項目の表記について
【会長】
最後に条例の名称についてですが、条例の骨格も固まってきましたので、議論したいといます。これまで、イメージがやわらかいということで「まちづくり基本条例」の構成案にしていましたが、私個人としては、「自治基本条例」という名称が良いのではないかと考えています。まちづくり基本条例では、自治という言葉が失われます。自治という言葉を生かした名称が望ましいのではないかと思っていますそれに副題を加えてはどうかと考えていまして、案として、懇話会だよりの第1号に記載されている「みんなで歩む名寄の未来」を参考に「みんなで創る名寄の未来」ではどうかと思っています。皆さんのご意見をうかがいたいと思います。
【会長】
どうでしょうか、「まちづくり基本条例」のほうが良いと思うかたがいらっしゃれば発言をお願いします。
【委員】
やわらかいと言えば、やわらかいですが、懇話会だよりも自治基本条例として出していますし、自治基本条例としたほうが良いと思います。
【会長】
「まちづくり」になると広い意味になると思いますし、自治=まちづくりかというと必ずしもそうではないと思います。自治というのは自分で治めるという意味もあると思いますがまちづくりでは、その部分が少し薄れるように思います。よろしいでしょうか。
【委員】
良いです。
【会長】
それでは、名称は、「名寄市自治基本条例-みんなで創る名寄の未来」としておきましょう。ご意見があれば、また議論したいと思います。
【会長】
みなさんから、何かあれば発言をお願いします。
【委員】
浅野先生の講演資料に「市長の多選禁止」の項目がありました。内容としてあったほうが良いと思うのですが、具体的な期数まで示すのは、条例全体の整合性からもどうかと思っています。
【会長】
入れるとすれば、懇話会委員の十分な議論が必要だと思います。
【事務局】
法律との関係を整理させてください。
【会長】
だいたい骨子ができたと思っておりまして、来年1月に2回、2月に2回あわせて4回ぐらいで最終的なまとめにしたいと思っています。
これまで委員の合意を持って進めてきましたが、振り返っての修正、変更はまだあるということで考えています。
次回の開催時には、第から条といった振り分けを行なってみたいと考えています。案を示したいと思いますので、検討していただくことにして、それを含めて4回で市長に提出する提言書をまとめたいと思っています。それからその解説については、事務局にお任せすることにしたいと思います。
【副会長】
4回でまとめるということですが、その間、市の法制部局との調整の機会を持ってはどうでしょうか。
【会長】
提言を受けてからの法制部局の作業になると思いますので、懇話会では、懇話会としての考え方としてまとめたいと思っています。
【副会長】
まとめるまでに外部団体などへの説明、PRはどうなりますか。
【委員】
女性はこういう事柄に縁遠いと思うので、研修機会などを持たれているソロプチミストなどにこちらから誘いをかけたほうが良いと思います。
【委員】
JCだとか町内会連合会もあると思います。
【会長】
今、言われた団体に呼びかけてみて機会を持っていただければ、伺うということでどうでしょうか。
【委員】
良いです。

市民懇話会による市民PRの取り組みについて

(1)「市民懇話会だより(第3号)」の発行について

尾矢、竹部、桜庭委員が担当し、発行

その他

会長、副会長含め4名程度で「市長の役割と責務」などについて市長と意見交換の場を持つことで調整

お問い合せ・担当窓口

総合政策部 地域課題担当

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