星・雪・きらめき 緑の里 なよろ


カラスの生態と対策

毎年5月から7月までの期間はカラスの繁殖期にあたり、特に6月はヒナが巣立つ時期で、その時期に巣の近くや巣から落ちたヒナのそばを人が通るとカラスが威嚇したり、攻撃してきたりすることがあるため注意が必要です!

カラスの生態

カラスの種類

私たちがよく見かけるカラスには「ハシボソガラス」と「ハシブトガラス」の2種類がいます。
見た目はよく似ていますが、鳴き声や生息場所などに微妙な違いがあります。
主に市街地でみられるカラスは「ハシブトガラス」、郊外でみられるカラスは「ハシボソガラス」です。

カラスの子育てと生活

子育て中(繁殖期)は営巣場所を中心に、オス・メスが協力して子育てをします。卵は生まれてから20日前後でヒナにかえり、その後1カ月ほどで巣立ちます。巣を作ってからヒナが巣立つまでに約2カ月かかります。
繁殖期以外は秋と冬に集団でねぐらを作ります。1日のサイクルは早朝に飛び立ってエサ探しをし、暗くなるとねぐらへかえります。繁殖期に作られた巣はその時期のみ利用し、時期を過ぎると使われることはありません。

カラスの威嚇から身を守るためには

カラスからの警告を察知する!

カラスが人を威嚇するのは、巣にいる卵やヒナを守るため、特に巣立ったばかりのヒナを守るための行動です。
カラスはいきなり人を襲うわけではなく、事前に様々な方法で「警告」を出しているので気づくことがポイントです。

【カラスが攻撃するまでのプロセス】
・じっと見る、大きな声で鳴く(レベル1)
・警戒声(カッカッカッと感覚の短い声)で鳴く(レベル2)
・威嚇鳴き(ガーッガーッと濁った声)(レベル3)
・人に接近・追跡行動をする(レベル4)
・葉や枝を突いたり折ったりして落とす(レベル5)
・すぐ近くで飛び回る(レベル6)
・後ろから後頭部を足で蹴る(レベル7)
カラスの警告に気づいたら
・道を迂回したり、近付かないようにしましょう
・巣をのぞいたり、石を投げたりしてカラスを刺激しないようにしましょう
・帽子をかぶったり、傘を差したりなどして頭や肩を守りましょう
・片腕を真上に上げて動かさずにゆっくり通過しましょう

巣を作られないようにする!

「ハシボソ」は見通しの良い木、「ハシブト」は見通しの悪い木に巣を作ります。
巣を作られないように、繁殖期(5月から7月)以外の時期に枝を剪定したり、樹木に市販のカラス忌避剤を付けるなどして防ぎましょう。
もし巣を作られてしまった場合は、巣を撤去することもカラスの威嚇から身を守る方法の1つですが、出来たばかりの巣をすぐに撤去しても再度作られる可能性があります。また時期によっては撤去することでカラスを刺激し、威嚇行動が強くなる場合もあるため、ヒナの成長状況に合わせて撤去の判断をすることが必要です
巣を撤去するときの注意
巣の中に卵やヒナがいる場合の巣の撤去は「鳥獣保護管理法」により、たとえ自宅や会社の敷地内であっても無許可で実施することは違法です。巣などの撤去が必要な場合は、市民部環境生活課環境・生活安全係までご連絡ください。
また巣の撤去に伴うヒナ、卵の捕獲許可に関することは経済部耕地林務課林務係まで問い合わせください。

お問い合せ・担当窓口

市民部 環境生活課 環境・生活安全係

  • 住所:郵便番号096-8686 北海道名寄市大通南1丁目1番地
  • 電話番号:01654-3-2111
  • ファクシミリ:01654-9-4011
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