カナダ・オンタリオ州南部、五大湖の一つオンタリオ湖のすぐ北に位置しています。ビクトリア・カウンティ群の中心にあるリンゼイは市町村合併したことによりカワーサレイクス市となりましたが、カワーサレイクス市の中で一番大きな街がリンゼイです。
リンゼイは北緯44.4度、西経79.2度と名寄とほとんど同じ緯度になります。

産業は小麦、酪農生産品、畜産が盛んでした。歴史的には木材、農産物で栄えて来た町でしたが、木材資源の枯渇にともない、工業への発展へと新しい時代に入っており、自動車のブレーキ、バッテリー、化学繊維、クレヨンなどが生産されています。

1969年(昭和44年)8月1日名寄市とカナダ・オンタリオ州リンゼイ市の両市が姉妹都市であることを宣言しました。

名寄市とリンゼイを姉妹都市として結びつけたのは宣教師のハウレットご夫妻です。
ハウレットご夫妻は、宣教師として1953年(昭和28年)に名寄に赴任されて以来、多くの市民に親しまれました。
1969年(昭和44)の春、海外都市との姉妹都市提携の機運が一挙に具体化し、ちょうどカナダに帰国していたハウレットご夫妻に相談したところ「リンゼイ市でも姉妹都市をさがしている」との返事があり、その後両市の縁結びはハウレットご夫妻の仲介により一気にすすめられました。
残念ながら、妻のドリーンさんは1992(平成4)年5月29日に、そして夫のフロイド・ハウレット氏は2003(平成15)年6月28日に永眠されました。