名寄市立大学図書館大講義室で同大学コミュニティケア教育研究センターが主催する市民公開講座「心理学よもやま話」が開催され、会場やオンライン上でおよそ70人が参加しました。

本講座は、22時間30分かけて講義している教養教育科目「心理学」をまとめた内容で、1時間30分に凝縮して紹介。講師は本大学社会保育学科の糸田尚史教授が務めました。

糸田教授は道内各地の児童相談所で務めたのち、2002年から本大学の前身である市立名寄短期大学に着任。20年以上に渡り学生たちに「イトちゃん」という愛称で親しまれ教鞭を執り、今年度で退職を迎えます。

本講座にあたり、荻野大助センター長より「本学の教養教育の世界に触れていただき、教養を深める機会にしていただければ」とあいさつ。

講座では、はじめに糸田教授が「心理学の面白いなと思う部分を抜粋してる、時間まで楽しんでください」と述べ、大学3号館のドアなど身近なものを例えに、心理学がどのようにアプローチされているか講座がスタート。

「心理学と物理学・科学の違い」やテレビドラマで心理学のアプローチが取られた場面の解説など心理学を面白く、そして分かりやすく講義を行い、講座が終わると参加者による盛大の拍手で幕を閉じました。