2024年6月1日 小惑星になよろ市立天文台職員3人の名前がつけられました!
なよろ市立天文台の職員、村上恭彦台長と内藤博之係長、渡辺文健主任、3人の名前が、火星と木星の公転軌道の間を回っている小惑星3個にそれぞれつけられました。それぞれ「Murakamiyasuhiko」、「Naitohiroyuki」、「Fumitake」と名づけられています。
3つの小惑星はそれぞれ1993年、1994年に円舘金さん・渡辺和郎さんによって共同発見されていましたが、命名はされていませんでした。今回の命名はなよろ市立天文台の山田義弘名誉台長が命名提案権をもつ共同発見者の2人に進言、2人が命名権者であるIAU(国際天文学連合)に提案したことで実現。
それぞれ、なよろ市立天文台でのはたらきが高く評価されたことで「Murakamiyasuhiko」、「Naitohiroyuki」の命名が4月に、「Fumitake」の命名が5月に公表されました。
村上台長は「一つの施設からこれだけ惑星の名前が付けられるのは珍しい」、内藤係長は「先人の天文学者に仲間入りできた。名に恥じないようにがんばりたい」、渡辺主任は「とても光栄。生きた証として残り続けるのは嬉しい」とそれぞれに喜びを語りました。
現在、軌道計算がされている小惑星は140万個、名前がついているのは24,785個。うち、名寄市にゆかりがある名前は10個になりました。
天文台では、例年行っている、市内の小学校5・6 年生を対象とした「小惑星発見プロジェクト」を今秋も実施予定。もしかしたら新しい小惑星を見つける小学生が名寄市から誕生するかもしれません。