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2024年8月29日 自分にできることは?「障がい」って何だろう。

「障がい者」と聞くとどんなイメージがあるでしょうか。目が見えない、耳が聞こえない、車いす使用者などの身体障がい、自閉症などの発達障がい、知的障がいなど、いろんな障がいをもった人が身近なところで暮らしています。

8月29日、風連中学校の2年生は道徳の時間で「障がい」について学びました。この日講師として訪れたのは、NPO法人カムイ大雪バリアフリー研究所代表理事の五十嵐真幸氏です。自身も障がいを持ち車いすを使用して生活する障がい者です。

五十嵐氏は冒頭で「障がいを持っている人のすべてを理解することは難しい。実は自分が人より少数派だったり、生きる上で不自由を感じている障がい者なのかもしれない」と話したうえで、障がい者である知人がテレビで取材された映像を生徒に見せました。「自分の周りに、障がい者がいたらどうする?」と投げかけます。生徒たちは3~5人でグループワーク、話し合いを始めますが全員が難しそうな顔をしていました。「ご飯を食べさせてあげる」、「介護をする」、「一人でできないことをいっしょに」なかなか明確な答えは出ないまま発表しました。これを受けて、五十嵐氏は「人の幸せや生き方はさまざま。障がいを持っていることを不幸だと思わないで。すべて理解できなくても、自分にできることから、困っている人を助けてほしい。」と語ります。

生徒から「いつ自分が(障がい者に)なるかわからないと思って生活したい。」と感想が述べられ、授業は終わりました。

クラスや学校のみんなが楽しく過ごすためには何が必要か、今は答えが出なくても、考えながら過ごすことでこれからの学校生活がより充実していくかもしれません。

 

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