名寄市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針を定めました
名寄市教育委員会では、名寄市小中学校適正配置等検討委員会の報告に基づき、名寄市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針案を公表し、意見提出手続き(パブリック・コメント)を経て「名寄市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針」を定めました。
今後は、名寄市の小中学校が抱える児童生徒数の減少、小規模化などの課題に対応していくためにこの基本方針に基づき学校の適正規模の確保と適正配置を推進し、次代を担う子どもたちにとって良好な教育環境の保障と充実に努めてまいります。
今後は、名寄市の小中学校が抱える児童生徒数の減少、小規模化などの課題に対応していくためにこの基本方針に基づき学校の適正規模の確保と適正配置を推進し、次代を担う子どもたちにとって良好な教育環境の保障と充実に努めてまいります。
1 適正規模・適正配置に関する基本方針及び適正配置計画の必要性
(1) 少子化の進行に伴う児童生徒数減少への対応
名寄市では、平成元年から19年間で児童生徒数は半減しましたが、学校の配置は昭和60年代から大きく変化していません。各学校区内の人口や世帯構成の変化などにより、学校間や学年間に学級の人数や学級数などのアンバランスが生じてきています。
少子化と児童生徒数の減少は、今後も続いていくものと考えられます。名寄市の小中学校の配置が現在のまま推移し続けると、児童生徒にとって良好な教育環境を保ち、望ましい教育効果を得ることができない状況が生じる心配があります。
少子化と児童生徒数の減少は、今後も続いていくものと考えられます。名寄市の小中学校の配置が現在のまま推移し続けると、児童生徒にとって良好な教育環境を保ち、望ましい教育効果を得ることができない状況が生じる心配があります。
(2) 老朽学校施設の施設整備への対応
建築後30年以上を経過した学校施設(校舎・屋内運動場)や、昭和56年以前の旧建築基準法による旧耐震基準により設計建築された学校施設も多く、名寄市の財政状況や学校の配置のあり方を検討した上で、改築・改修や耐震補強事業などを計画的に進めることが求められています。
(3) 良好な教育環境の確保と保障
より良い教育環境を整備していくためには、適正な学校規模を安定的に確保し、計画的な学校施設の整備を図ることの必要があり、名寄市教育委員会は基本方針及び小中学校適正配置計画を策定して取り組みを進めることとしました。
2 策定の経過
(1)名寄市小中学校適正配置等検討委員会の設置
- 審議・活動
- ア、公募委員を含む有識者13名で構成
- イ、開催回数:平成18年度8回、平成19年度9回
- ウ、関係団体との意見交換会の実施(平成19年11月)
- 諮問・報告
- ア、平成18年度 小中学校の適正規模について(平成19年8月諮問、平成19年2月報告)
- イ、平成19年度 小中学校の適正配置について(平成19年5月諮問、平成20年1月報告)
(2)素案の公表及び素案に対する意見の募集(パブリック・コメントの実施)
- 名寄市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針案の公表とこれに対する意見提出手続きに関する実施要綱の制定
- 意見募集の期間:約3週間3月26日から4月15日まで(広報紙等により周知)
- 公表の方法:縦覧用文書及び意見提出箱の設置(各庁舎・支所)、ホームページによる公表
(3)名寄市立小中学校の適正規模及び適正配置に関する基本方針の決定
提出された意見を踏まえ、平成20年第6回名寄市教育委員会議(平成20年4月24日)において審議・可決。
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