下水道や個別排水は、生活雑排水処理を促進し生活環境を保持していくためにも、計画的に事業を行う必要があります。
　これまで経営計画としていた「下水道事業中期経営計画（平成24年から28年）」の次期計画として、持続可能な下水道及び個別排水運営を行うため、中長期的な視点にたった事業運営と経営の効率化・健全化を目指し総合計画と整合性を取った、計画策定期間を平成29年度から平成38年度までの10年間とした新たな経営計画である「経営戦略」を策定しました。

　本市下水道事業は、本来の目的である公共の福祉を増進しつつ持続可能な運営を行うために、中長期的な経営戦略が必要であり、平成29年3月に「名寄市下水道事業経営戦略」を策定し事業運営を行ってきました。
　令和2年4月から下水道事業に地方公営企業法の全部を適用したため、「投資・財政計画」を企業会計方式で作り変える必要が生じ、また、人口減少に伴う使用料収入の減少が続いており、事業収支に大きな影響が出ることが見込まれることから、事業の収支計画を企業会計方式に組み替えるとともに、経営環境の変化を受けて見直し、さらなる効率的な事業経営を目指すため、令和2年度において「名寄市下水道事業経営戦略」を改定を行いました。