子宮頸がんワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの積極的な接種勧奨(接種のご案内)の再開について
HPVワクチンについては、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がHPVワクチン接種後に特異的に見られたことから、平成25年6月14日から国の方針により接種対象者への個別通知による積極的な接種勧奨を差し控えておりました。
その後の調査等において、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことにより、積極的勧奨が再開されることとなりました。
これにより、対象となる人に個別通知を行います。
その後の調査等において、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことにより、積極的勧奨が再開されることとなりました。
これにより、対象となる人に個別通知を行います。
HPV(子宮頸がん予防ワクチン)について
ヒトパピローマウイルス感染症
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、人にとって特殊なウイルスではなく、多くの人が感染し、その一部が子宮頸がん等を発症します。性交経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされているウイルスです。子宮頸がんをはじめ肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年から十数年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。
子宮頸がんは国内では年間約11,000人が発症し、年間約2,900人死亡すると推定されており、特に若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。ワクチンで感染を防ぐとともに、20才を過ぎたら子宮頸がん検診を受け、前がん病変を早期発見し早期に治療することで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できると言われています。
子宮頸がんは国内では年間約11,000人が発症し、年間約2,900人死亡すると推定されており、特に若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。ワクチンで感染を防ぐとともに、20才を過ぎたら子宮頸がん検診を受け、前がん病変を早期発見し早期に治療することで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できると言われています。
ワクチンの種類とスケジュール
ワクチン名 | 標準的な接種間隔 | 標準的な接種間隔で 接種できなかった場合 |
サーバリックス (2価) |
1回目
3回目↓ 1か月の間隔 2回目 ↓ 1回目から6か月以上 |
1回目
↓ 1か月以上の間隔 2回目 ↓ 1回目から5か月以上かつ 3回目 2回目から2か月半以上 |
ガーダシル (4価) |
1回目 ↓ 2か月の間隔 2回目 ↓ 1回目から6か月以上の間隔 3回目 |
1回目 ↓ 1か月の間隔 2回目 ↓ 2回目から3か月以上の間隔 3回目 |
シルガード9 (9価) |
(接種開始が15歳になるまでに受けた場合) 1回目 ↓ 6か月以上の間隔 2回目 (1回目の接種を15歳になってから受ける場合) 1回目 ↓ 2か月の間隔 2回目 ↓ 1回目から6か月以上の間隔 3回目 |
(接種開始が15歳までに受けた場合) 1回目 ↓ 5か月後の間隔 2回目 ※5か月未満の場合は3回目の接種が必要となります。 (1回目の接種を15歳になってから受ける場合) 1回目 ↓ 1か月の間隔 2回目 ↓ 2回目から3か月以上の間隔 3回目 |
・どちらか一方のワクチンを使用し3回とも同じワクチンで接種してください。
・9価ワクチン(シルガード9)は、令和5年4月1日から定期接種(無料)となります。
・妊娠中や又は妊娠している可能性がある場合は原則接種できません。
定期接種の対象者
12歳になる年度(小学6年生)の初日~16歳になる年度(高校1年生相当)の末日の女性
(標準的接種期間は、中学1年生~高校1年生相当の属する年度まで)
※16歳未満の接種の際には必ず保護者の同伴が必要です。ご注意ください。
※やむを得ず保護者の同伴ができない場合は、接種時に必要な書類(同意書)がありますので、接種前に必ず保健センターにご連絡ください(同意書がないと接種できません)
(標準的接種期間は、中学1年生~高校1年生相当の属する年度まで)
※16歳未満の接種の際には必ず保護者の同伴が必要です。ご注意ください。
※やむを得ず保護者の同伴ができない場合は、接種時に必要な書類(同意書)がありますので、接種前に必ず保健センターにご連絡ください(同意書がないと接種できません)
キャッチアップ対象者
平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの女性
→対象期間:令和4年4月1日から令和7年3月31日
※16歳以上の方は保護者の同伴は不要です。
→対象期間:令和4年4月1日から令和7年3月31日
※16歳以上の方は保護者の同伴は不要です。
キャッチアップ接種対象者の接種時期及び接種回数について
過去に1回又は2回のHPVワクチン接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた方についても、接種間隔にかかわらず、残りの回数の接種ができます。
過去に接種歴のあるHPVワクチンと同一種類のワクチンをご使用ください。
ただし、過去に接種したHPVワクチンの種類が不明な場合は、医師と十分に相談した上で、接種を行ってください。
過去に接種歴のあるHPVワクチンと同一種類のワクチンをご使用ください。
ただし、過去に接種したHPVワクチンの種類が不明な場合は、医師と十分に相談した上で、接種を行ってください。
平成9年4月2日から平成17年4月1日生まれでHPVワクチン接種を自費で受けた方へ
本市の定める金額を上限として、接種費用の一部助成を行います。
<対象となる方> ※以下のすべてに該当するかたが対象です。
(1)令和4年4月1日時点に名寄市に住民登録があるかた
(2)16歳となる年度の末日までに、子宮頸がんワクチンの定期接種で3回の接種を完了していないかた
(3)17歳となる年度の初日から令和4年3月31日までに、日本国内の医療機関で組換え2価HPVワクチン(サーバリックス®)
または、組換え4価HPVワクチン(ガーダシル®)の任意接種を受け、実費負担したこと(9価ワクチンは含まれません)
(4)償還払いを受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていないこと
<申請期限> 令和7年3月31日まで
<手続きの方法>
以下の書類を名寄市保健センターへ提出してください。
※必要書類が不足している場合や、上記申請期限を過ぎると助成できなくなりますので、ご注意ください。
(1)被接種者の氏名、住所、生年月日が確認できる書類のコピー(健康保険証や運転免許証等)
(2)ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(別記様式第1号)
(3)「領収書」「診療明細書」の原本 接種されたかたの名前、接種日、領収金額、接種医療機関名の記載があるもの。
※領収書を紛失されている場合は、「ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書」を
接種した医療機関に依頼し提出してください(証明書発行に係る文書料は自己負担になります)
(4)接種記録が確認できる母子健康手帳、予防接種済証等のコピー
(5)申請者名義の通帳(コピーでも可) 口座番号確認用
※請求者と振込先口座名義は同じにしてください。
(1)令和4年4月1日時点に名寄市に住民登録があるかた
(2)16歳となる年度の末日までに、子宮頸がんワクチンの定期接種で3回の接種を完了していないかた
(3)17歳となる年度の初日から令和4年3月31日までに、日本国内の医療機関で組換え2価HPVワクチン(サーバリックス®)
または、組換え4価HPVワクチン(ガーダシル®)の任意接種を受け、実費負担したこと(9価ワクチンは含まれません)
(4)償還払いを受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていないこと
<申請期限> 令和7年3月31日まで
<手続きの方法>
以下の書類を名寄市保健センターへ提出してください。
※必要書類が不足している場合や、上記申請期限を過ぎると助成できなくなりますので、ご注意ください。
(1)被接種者の氏名、住所、生年月日が確認できる書類のコピー(健康保険証や運転免許証等)
(2)ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(別記様式第1号)
(3)「領収書」「診療明細書」の原本 接種されたかたの名前、接種日、領収金額、接種医療機関名の記載があるもの。
※領収書を紛失されている場合は、「ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書」を
接種した医療機関に依頼し提出してください(証明書発行に係る文書料は自己負担になります)
(4)接種記録が確認できる母子健康手帳、予防接種済証等のコピー
(5)申請者名義の通帳(コピーでも可) 口座番号確認用
※請求者と振込先口座名義は同じにしてください。
副反応について
発生頻度 | サーバリックス® | ガーダシル® | シルガード9® |
50%以上 | 疼痛、発赤、腫脹、疲労感 | 疼痛 | 疼痛 |
10~50%未満 | 掻痒、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛等 | 腫脹、紅斑 | 腫脹、紅斑、頭痛 |
1~10%未満 | 蕁麻疹、めまい、発熱等 | 掻痒、出血、不快感、頭痛、発熱 | 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感、発熱、疲労、内出血等 |
1%未満 | 注射部位の知覚異常、感覚鈍麻 全身の脱力 |
硬結、四肢痛、筋骨格硬直、腹痛、下痢 | 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血、血種、倦怠感、硬結等 |
頻度不明 | 四肢痛、失神、リンパ節症等 | 疲労、倦怠感、失神、筋痛、関節痛、嘔吐等 | 感覚鈍麻、失神、四肢痛等 |
・2種類とも接種部位の疼痛、発赤(紅斑)、腫脹の頻度が高いワクチンです。
・頻度は低いですが、重篤な副反応も報告されています。
アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸器症状等を呈する重いアレルギー)
ギラン・バレー症候群(脱力等を呈する末梢神経の病気)
急性散在性脳脊髄炎(頭痛、嘔吐、意識障害等を呈する中枢神経の病気)等
予防接種健康被害救済制度について
接種医療機関のご案内
市内委託医療機関において接種することができます。
お問い合せ・担当窓口
名寄市保健センター
- 住所:郵便番号096-0032 北海道名寄市西2条北5丁目
- 電話番号:01654-2-1486
- ファクシミリ:01654-2-7267
- メール:ny-hokencen@city.nayoro.lg.jp